2025年05月05日
食器棚
食器棚の扉選び:引き戸と開き戸どちらが便利?【前編】

食器棚を選ぶとき、デザインやサイズと同じくらい重要なのが「扉の種類」です。
引き戸と開き戸にはそれぞれ特徴があり、使い勝手も大きく変わります。
こちらのコラムでは、引き戸と開き戸のメリット・デメリットから、実際に選ぶときのポイントを【前編】【後編】の2回に分けてお届けしたいと思います。
【前編】となる今回は、引き戸と開き戸のメリット・デメリットについて、Pamouna Storeで取り扱う食器棚の特徴も踏まえて、それぞれご紹介します。
引き戸の特徴
引き戸は扉を左右にスライドさせて開閉するタイプの扉です。
一度にすべての収納物を確認しにくいことが難点ですが、開けるときに前方に幅を取らず、省スペースでの作業が可能です。
メリット
1.省スペース
引き戸は横にスライドさせて開閉するため、開けるときに幅を取りません。
コンパクトなキッチンや、食器棚の前にあまりスペースが取れない場合でも動線を損なわずに設置できます。

2.開いたままにできる
開き戸のように扉が前に出ないため、動線を妨げることなく使うことができます。
扉を開けたままでシームレスに作業ができ、頻繁に食器を出し入れする際にも便利です。
また、Pamouna Storeでは全体が見渡せる、フルオープン仕様のワイドビュー引戸を使用した食器棚も発売中。
ワイドビュー引き戸の商品を選べば、スライドした扉に引っかかる心配もないため、よりストレスなく出し入れができます。

3.内部にホコリが入りにくい
開き戸の扉が重なっている構造や、開き戸に比べ、開け閉めのときの空気の流れが少ないことから、内部にホコリや汚れが入りにくいのもうれしいポイントです。
使用頻度の低い食器の収納にも向いています。

デメリット
1.全開にできない
引き戸は片側ずつしか開かないため、一度に全ての収納スペースを確認することが難しいです。
収納物が増えすぎると、探しにくくなってしまうかもしれません。
2.レールの掃除が必要
引き戸のレール部分にはホコリやゴミがたまりやすく、定期的な掃除が必要です。
こまめに掃除することで故障の防止にもつながり、長く使用していただけます。
開き戸の特徴
開き戸は扉を手前に向かって開けるタイプの扉。
扉を大きく開閉できるため、中のものが一目で見渡せて取り出しやすい反面、扉を開けるための前方スペースが必要です。
スッキリ見せたい場合や、広さに余裕のあるキッチンに適しています。
メリット
1.収納全体を見渡せる
扉を開くと一度に全ての収納スペースを確認できるため、中の食器を探しやすいです。
出し入れもしやすく、引き戸に比べ多くのものを収納できます。

2.コストパフォーマンスが良い
シンプルな構造のため、引き戸に比べて価格が抑えられている商品が多く発売されています。
キッチンの収納量はアップしつつ、費用を抑えて導入できる食器棚です。

3.スッキリとした見た目
Pamouna Storeで取り扱う食器棚には、プッシュラッチ仕様のワンタッチで開く扉を採用した商品もあります。
開き戸がプッシュラッチ仕様のシリーズは、引き手のないデザインで、よりシンプルかつミニマルな印象。
リビングダイニングとあわせて、統一感のあるインテリアコーディネートがしやすいです。

デメリット
1.扉が邪魔になることがある
扉を手前に開くため、十分な空間がなければ開いた扉が邪魔になってしまうことも…。
開いたままにすると動線を妨げるだけでなく、毎回の開閉が手間に感じることもあります。
2.複数人で使用しづらい
扉を開くと食器棚前方の空間を遮ってしまうため、人とすれ違いづらく、複数人で使用するキッチンには向きません。
全開にしなければ開き戸収納は使いづらく、ほかの収納とも干渉しやすいのが難点です。
「引き戸」と「開き戸」の特徴を比較して自分に合った食器棚を
いかがでしたでしょうか?
今回は、食器棚の扉選び:引き戸と開き戸どちらが便利?【前編】と題して、それぞれのメリット・デメリットを比較してご紹介しました。
「引き戸」と「開き戸」のどちらが、ご自身の求めるスタイルに合っていたでしょうか?
より使いやすいキッチンを実現するために、重要視したい食器棚の扉選び。今回の比較がヒントになれば幸いです。
次回【後編】では、食器棚を選ぶときのポイントを詳しくお届けしたいと思います。
ぜひ、今回の記事とあわせてご覧いただき、食器棚選びの参考にしてみてくださいね。
